SPI2と一般常識 練習問題を解く

SPI2/まるわかり講座と練習問題

損益算(まるわかり講座)

原価や利益を求める損益算。
企業実務力を測る問題として出題頻度の高い論点だ。
まずはこの例題で損益算とはどんな問題かを理解し,解き方の流れを身につけよう。

問題

仕入れ値が1個500円の商品を100個仕入れ,
定価を700円にして売ったところ,何個か売れ残った。
そこで,売れ残った商品を定価の2割引で売ったところ,
すべて売り切れ,利益は全部で15100円だった。
定価販売で売れ残った商品は何個か。

A 20個      B 25個      C 30個      D 35個    E 40個
F 45個      G 50個      H 55個      I 60個     J AからIのいずれでもない

解答だけを確認する
詳しすぎる解説

2つの重要公式を覚えればほぼ無敵!
頻出論点だけに得点源にできれば有利

解法のコツ

損益算とは,商品の仕入れ値(原価)や定価,利益,売値などを求める問題です。
まさしく「お金の計算問題」なので,事務処理能力を測る問題として企業も重視する傾向にあり,SPI2でも重要な頻出論点の1つとなっています。
お金の計算に関する問題なので,SPI2の他の問題よりも,比較的とっつきやすいかもしれませんね。

損益算を攻略する最大のポイントは,まず,次の公式を覚えることです。

 重要公式 〔1〕

仕入れ値(原価)+利益=定価  (定価で売る場合)

ちょっと慣れていないと,イメージしにくいかもしれませんね。

例えば,みなさんが1本100円のえんぴつを仕入れ,それを売って儲けるビジネスをするとしましょう。当然,仕入れに費やしたお金(原価)と同じ100円で売っていては,利益は出ません。

つまり,仕入れ値(原価)に,手にしたい儲け分を上乗せして売ることで,利益が出ます。
したがって,この場合,仕入れ値(原価)の100円に,例えば,20円をプラスして,120円で売ることで,20円の利益が出ます。

図に表すと下記のようなイメージです。

例えば,「定価」を求める問題が出た場合には,
「定価」は,通常,「仕入れ値(原価)」にいくらかの「利益」を上乗せして設定される
ということを必ず覚えておきましょう。

ここで,次のような疑問が出てくるかもしれません。

「売れなくて,割引して売った場合はどうなるの?」

もちろん,割引して売る場合もありますよね。買うほうとしても,セール(割引)品を狙って買い物に行きますから。

割引の場合は,次の重要公式を覚えておきましょう。

 重要公式 〔2〕

定価を割引して売る場合 売値 = 定価×(1-割引率)

例えば,先ほどの「定価1本120円」の鉛筆を5割引で売る場合,売値は,

120円×(1-0.5)=120×0.5 = 60(円)

となります。

5割引は,つまり,50%OFFですから,120円の半額,つまり60円ですよね。

ここで注意したいポイントですが,公式に入れる「割引率」は,例えば,2割引は「0.2」,3割引は,「0.3」 というふうに,率なので少数になります。

決して,そのまま数字を当てはめないようにしましょう。

もう一度問題を見る
本問 解説

それでは,今回の問題を考えてみましょう。

まず,仕入れ値(原価)と仕入れ個数,利益がわかっているので,「売上総額」を求めることができます。

次に,売れ残ったため,定価を割引いて売っているので,重要公式〔2〕を用いて,「売値」を求めることができます。

「売価」で売ったときの個数(個)として,

「売値 × [個] + 定価 × ( 仕入れ数100個 - [個] )= 売上総額」

という式をつくることができ, を解いて,売れ残った商品の個数を求めることができます。

ここで速解ポイントです。

速解ポイント 「定価」で売ったときに売れ残った商品の個数を
求めるために,まず「売上総額」を求める!

それでは,明らかになっているそれぞれの数値を当てはめて,解いていきましょう。

仕入れ総額
売上総額
割引の売値

ここまでくれば,正解まであと少しです。
求めた数字を先ほどの式に当てはめて,検証していきましょう。


検証と解答

この問題で最終的に求めるのは,「定価」で売ったときに売れ残った商品の個数であり,これは,560円で売った商品の個数と言い換えられます。

その個数を (個)として,先ほどの式

「売値 × [個] + 定価 × (仕入れ数100個 - [個] )= 売上総額」

に求めた各数字を当てはめ, を解いていきます。

を求める計算式 560+700(100-)=65100

定価,すなわち700円で売れた商品は(100- )個であり,一次方程式を用いて計算すると,は35。

したがって,売れ残った商品は35個

よって,正解はDとなります。

【補足】 一次方程式の計算式
560 +70000-700 =65100
560 -700
=65100-70000
-140 =-4900
=4900÷140 →  =35


正解 D

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